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「宇宙戦艦ヤマト復活篇」の現場作業が終了し、ヤマトに関しては取材が数件、イラストが数点くらいだった。
それ以外はヤマトのCDジャケットとプリマグラフィ(デジタル版画)のイラストなのだが、CDジャケットのイラスト依頼が来た時(これは音楽会社直接ではなく、間に人が入り、その人との仕事になった)、何度か打ち合わせをし、ラフ案も数点つくり上げ、その中のひとつに決定した。
私は仕上がりを淡彩でやりたいと告げ、音楽会社もOKし、作業に入る。

仕上がりを渡し、ホット一息。
ところがクレームが付いたと言うのだ。
セル画にして欲しいと。
何だ!
という感じだった。
断りを入れても構わなかったが、「申し訳ない、何とかお願い出来ないでしょうか?」と、間に入った人も困惑だった。
仕方なく思い、3枚に分け(レイアウトを取りやすいよう)セル画を描く。

CDはいまだに私の手元に届いていないし、原版も戻っていない。
本来は色チェックとして初稿を持ってくるのがスジだったりするのだが、間に入った人まかせだった。
どういうことなのだろうね。

ボツになったイラストを載せておきます。
セル画の仕上がりはCD屋さんにてご覧ください!
2010cd-y.jpg




その点、プリマグラフィを扱っている会社は細かな打ち合わせを、何度も私の事務所へ足を運んでくれて、行うことが出来たし、色稿チェックも勿論来てくれている。
新しい試みなので、今のところ浸透性が弱いようなのだが、是非、頑張ってもらいたいと願っている会社です。
URL先は私のブログでも紹介させていただいているので、よろしければご覧ください。

プリマグラフィ
http://heal-the-earth.jp/SHOP/20240/list.html
i-001.jpg
現場が動くまで決定が変わらなかったイリヤ。

i-002.jpg
ネット上の写真を渡されたものを参考に作ったラフ。

i-003.jpg
で、出来上がったイリヤ。冠、ドレス等のデザインも変えた。

i-004.jpg
イランの女王にしろと言われて作り上げたラフ。

i-005.jpg
最終デザインのイリヤ。
C、Dパートの総作画監督チェックも過激になってきた頃。
8月だったと思うが、スタッフを集め、「Eパートは作画監督Uに総作画監督をやってもらう。」と西崎さんから。
彼も仕方ない風で受けていた。
おまけに古代のキャラ表を再度、彼に依頼していた。
作画監督Uは「いいのかなぁ?」と私に。
「西崎さんの言うことだから、やってください。」と私。
ひとつの劇場作品で大団円を向えるシーンを含むパートが良し悪しは別にして、全く変わってしまうことは、かつて無いし、おそらく今後もないだろう。
作画監督Tも「湖川ちゃん、だめだよ、画が変わってしまう!」と不安を私に投げかけていた。
私としても「大丈夫です。」としか言いようがなかったし、そうなる筈もないという自信もあった。

数日して、作画監督Uの古代のキャラ表が上ってきていた。
しかも「宇宙戦艦ヤマト復活篇」ホームページへも載せていたのだ。
見た方も多いと思う。
後で聞いた話だが、ホームページへ結構クレームが入っていたとのこと。
実際にEパートに入る直前には湖川キャラで行けと、西崎さんに言われたらしく、「湖川ちゃんのキャラでいきます、出来るだけ近づけますから」と作画監督U。
「はい、よろしくお願いします。」と私。
作画監督Uも困惑していた様子だったが、9月の1ヵ月近くは毎日ヤマトスタジオ入りをし、頑張ってくれていました。

仕方ないのだろうかとも思えるのだが、これがヤマトの仕事の複雑さなのだろう。
当たり前の動きなのだろうね。

Eパートが上り始めた頃、途中参加となったチーフ演出Sから、「湖川ちゃん!俺がチェックして、どうしてもと思うカットを渡すから、古代の顔の部分だけ直しを入れて欲しい。」と言われ、勿論即答でOKした。
本来、顔だけでは済まない問題なのだが、何せ、量が半端ではない。
全体的に原画の上りが遅くなっていた状況が、この頃になって集中して上ってきていた事もある。

お気付きの方も多いと思いますが、古代の顔と帽子が合っていないとか、身体とのバランスが不釣合いとかのカットを。
「さらば宇宙戦艦ヤマト」での鼻作監に近い、顔作監でしょうか。


この頃、ある人から、「どうしても湖川さんの手伝いをしたいと言う人がいるんだけど。」と相談を受けていた。
「では、原画とか2原でもいいの?」と聞くと、そうではないらしく、総作画監督補佐的なことのようだった。
それではと、数十カットではあったのだが、お手伝いをお願いした。
私は面識のない方だったが、監督をやられている方とのことでした。
彼の仕事を見せていただいて、今度、お会いして話もしたいが、失礼ながら、作画の伝授も出来ればしたいと強く感じた。
その機会を私は是非とも望む気持です。
お手伝いありがとうございました。



ともかく、こんな状態が9月いっぱい続いて行く。
この頃も、山と積まれたカットを横目には何度か徹夜を結構していた。

そして、また事態が変わった。
撮影後のフィルムを何度もチェックしていたのだろうと思うが、西崎さんに呼ばれ、「Eパートの原画がひどい、ひどい」と言われ、「古代以外を全て直して欲しい」と…。
10月に入ってからの事だった。
今更それは無い話だ。
作画監督Uは全て直して終了しているところ。
彼の立場はどうしてくれるのか?
しかし、お構いなしである。
あくまで原画が悪いと言い通す。

私としては当然の作業と思ってもいたことであるし、直すことは何とも思わないし、作品の為にもなることであるしね。
10月は私の仕事も殆んど終了していたので、良い期日とまで感じていた。
直しの注文が出たカットは勿論だが、私はその機会にラッシュを見て、自ら直したいカットを制作に依頼し、古代も他のクルーも直しを続けた。
結局、全ての作業を終了したのが、10月末となっていた。


11月頭だったと思う。
西崎さんより全スタッフが召集された。
西崎さん「皆さんのおかげでやっと完成しました。ご苦労様でした。」との挨拶がありました。
その後、個別に呼ばれ、「ご苦労様でした」と言葉をかけられ、「Eパートもありがとう」と言われた。
私は、西崎さんからリテークとされていないカットも気になるものも、実は直しましたと告げると、「わかっているよ」との返事。
「う~ん?」である。

とにかく、無事?終了である。
スタッフの皆さま、本当にお疲れさまでした。



最後に女王イリヤの変化を「”宇宙戦艦ヤマト復活篇”おそまきながらの報告書・その10ーロ」にて!

しかし、また問題が発生した、CDジャケットなのだが…!!
「”宇宙戦艦ヤマト復活篇”おそまきながらの報告書」は11がラストか?
o-002-01.jpg
最初の頃の大村。

o-001-02.jpg
その後の大村。

o-003.jpg
漫画家Kのデザインを元にした大村。

o-004.jpg
最終決定の大村。

o-005.jpg
作画inした後、直しが入った大村。

第一ラフ案の小林。

k-002.jpg
漫画家Kのデザインを元にした小林。

k-003.jpg
最終的に私なりにアレンジした小林。


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