長らく休みの中にあった報告書、現在「宇宙戦艦ヤマト復活篇」公開後、2週間以上経過して、私の思いが冷めぬ内に継続する。
私のオリジナルに非ズ!
からスタートさせて欲しい。
つまり、私の中には私のヤマトがあり、いや、眠っていたと言った方が正解だろう。
昔の話になるが、TVシリーズが終わり、雑誌のコメントで、その監督が「再び「ヤマト」をやるとしたら、現在のメンバーでやりたい」と語っていた。
当時は「何言ってんだ!オレがいるだろう!オレを除くとソンをするぞ!」などと、若い私が吼えていた。
実は彼とはその前に「日本昔絵巻」だったかな…。
仕事をしていた。小国一和のペンネームでね。
縁とは不思議ナリ。とはよく言ったものと思う。
その彼と「さらば宇宙戦艦ヤマト」をメインで一緒出来たのだから。
彼曰く「あれっ?小国さんじゃないの?」と!!
不思議さで言うなら、彼と同じ世界を共有するのに、長い、いや、普通の時間も不要とされた。
感覚の世界を無視していない人間も多々いるのだよね、世界は!
その気分も大きく含めて、ある意味で私は「ヤマト」を愛すべき一人になっていたのだろうね、きっと!
「宇宙戦艦ヤマト復活篇」で私のキャラを要望されて、私の中の葛藤もある。
あまりにも強い松本(松本零士)さんのキャラのイメージ!
何せ14、15年の歴史というべきものがあるのだからね。
しかし、完結篇後、17年のブランクがあり、キャラクター達がイメージの中で勝手に動き始めているともとれる現在。
復活篇のメンバーは殆んどが新キャラでもあるし、シナリオを読む以上、過去の「ヤマト」にある激しいアクションなりセリフがあまり多くない事。
私の中にある「ヤマト」のイメージが内容にあったキャラの選択を決定した。
多少リアリティを出してはいるが、根本的なイメージを脱しているつもりもない。
サンライズ作品以降も、かなりのキャラクターデザインの依頼があり、私の世界観もかなり変わったと自分でも感ずるほど。
今の私の個性観でオリジナルを創ったとすると、現存のキャラとははるかにかけ離れたものになってしまう。
おそらく「ヤマト」タイトルでは、全く世界観まで変わるだろうし、観てくれる人達は、それこそ困惑どころではなくヤマト嫌いが増し、多くはないが存在する私のファンのみが喜ぶことになってしまうと思える。
キャラクターで言うと、シナリオ上、上条は小林より年上であり、経験もある青年と私は受け止めたので、あまりの若者にはしたくなかった。
逆に小林はクルーの中で一番はしゃぐキャラと思った。それも、若く、行動的な!
最終的に上条キャラは基本的にそのまま残り、小林は漫画家Kのキャラを基本に私風にしたもので、結局、年齢差が見た目に無くなってしまった。
小林の元キャラを!
(原版は出せないのでイメージで)

ちょっと長くなってしまった為、事件の話は「おそまきながらの報告書・5」にて。