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追悼

先日、亡くなられた石黒さんとの思い出

初出会いは、「さらば宇宙戦艦ヤマト」。
彼は、副監督的立場で参加されていた。
監督で良かったのでは。

ともかく、真の出会いは、その以前。
1,2年前の作品「まんが日本絵巻」。
石黒さんは、総監督。
私は、キャラクターデザインと原画、作監。
21話「仇討ち哀れ 曽我兄弟」
実は、この時のキャラクターの目を瞳孔、ハイライト無しに創った。
真っ黒の目も好みだった為。
後に、コロスにも使用。

この時が初対面。
私は、終始、小国一和のペンネームで通す。

その為、さらばで会った時、石黒さんの初言。
「あれっ、小国さんじゃないの?」
こちらも、あれっと思った。
バレていると思っているオレがいたから。
その後の言葉で、「湖川さん程、リアルを描ける人はいない」
と言ってくれた。
今でも忘れない、嬉しい言葉。
リアルの存在価値は別として、私が当時求めていた事は確かだった。

石黒さんの才を感じたのは、やはりTVシリーズ「宇宙戦艦ヤマト」だ。
私は好きだった。
よけいに興味はそそがれていたのだろうと思う。

苦しい戦いの中、石黒さんに癒された。
10歳前後、年上なのだが、よく遊んでくれた。
堅い話は別にして、メインスタッフルームに、当時のパースヤマトの大きい模型があった。
その上から、買って来たミドリスライムをたらして2人で遊んでいた。
ある時、制作プロデューサーに見つかり、怒られた事も。
まっ、常識人を飾った人には意味不明的行動だよな。
つまり、子供の発想を共感できた偉大な一人である。

私の仕事は、キャラクターを創り、総作画監督チェックをし、原画を上げる。
最初は、人物、メカ、エフェクト等、全てを直していた。
途中、制作から、時間が無い、湖川さんは人物のみチェックしてと。
だって、ヤマトは、オレしか…
などとね。
何といっても、最初メカ担当もいて、彼がメカ全般をチェックするものと思っていた。
そこに、彼の描いたポスター用のヤマトが上ってきた。
私にチェックしろと。
絶句。
そこで、オレが描くと言い放ち。
出来上がったのが、現在でも利用されている、魚雷発射口の色指定ミスのヤマト。
彼は、そこから不在となる。
何があったのか、いまも気にしている。
しかしながら、制作曰く、「石黒さんに頼んだ。」との事で承諾。

彼は、画も達者で、後に彼の仕事部屋で見せてもらった文庫の表紙にあるメカは素晴らしかった。

石黒メカ始動である。
パース感覚も持ち得ている人なので、これも楽しかった一つ。
時おり、「このパース解からん」とか、「この角度、描けない」と言い、オレのところへ。
こんなやりとりも、ストレスを削り、楽しくなる。

最期に敵へ向かうヤマトも相談された。
「どうしようか、この無パースヤマト?」
「湖川さん、直す?」
もう、タイムリミットを制作に告げられている最中。
それで無くとも、未チェック原画を勝手に動画出しされてた状況でもあった。
{もっとも、オレが制作だったら、もっと過激な行動にでたかもな}
結局、涙を2人で吞む事とした。
一種の、一心同体風の動きだったのだろうか。

ヤマト終了後も、よく、本当によく、お付き合いしていただいた。
ありがとう、石黒さん。

マクロス始まる頃、会社へ来てと言われた。
スタッフを紹介され、サインもした。
ミキモト君には、「君もデザインしたのだから、オレにもサインくれ。」
と言ったが、断られた。

その後も、別会社との企画会議等でも仲良くさせていただいた。
いつのころからか、どんどんと会える機会が遠くなって行った。


人間は、己の人間性、発想、感覚、言葉等々、理解者しだいで成長できるもの。

とにかく、多くを語った友。
感性の近さを感じた友。


語ること、つきなし。

また会おうね、石黒さん!

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コメント

Re: ゆうじ様

コメントありがとう!

下瞼のあつみは、イデオンが初ではありません。
「ガッチャマン」で初、というかアニメでは元祖。
「ガッチャマン」のアップで描いたところ、まわりの人間達が真似しだした。

アニメ元祖は、結構ある。
今度、そんな話もしてみようか。

コロスは殺せないⅡ

ごめんなさい。
アニメージュのコラムは30年前でした。
イデオン放送真只中でしたよね。
因みにイデオンの作画の黒目を先に決め手描く手法(どこかの特番で見た気が)も印象にあります。
あと、発動編の下まぶたの書き込みも胸にドキュ~ンでした。

コロスは殺せない

はじめまして。
小僧の頃から先生の絵が一番好きです。
ヤマトも大好きでした。ワープのプの口が斬新だったなぁ。(さらばより)
石黒先生の訃報もここで知りました。ショック!!
アトム・・好きだったっけ。
近年ほかに出崎先生、荒木先生、首藤先生と鬼門に入られた方々がいらしゃいますが、湖川先生は富野先生とともにシブトク君臨してください。
20年前のアニメージュでの富野先生のコラムであった湖川先生のベスの敬礼のイラストを思い出しました。

Re: まるひょう 様

コメントありがとう!

本当だね、まだ会いませんよ!

こんばんは。

魚雷発射口色指定ミスのヤマト…分かります!。
当時、何で色が違うんだろうと思ってました。
「宇宙戦艦ヤマト画報」と言う書籍の表紙も、このヤマトですよ!。
裏話しを有り難うございます。

自分は、某アニメ専門学校を出たのですが…当時は色々な業界関係者(声優まで)特別講師として来てました。
石黒さんも来られてました。
憧れていた、去年亡くなられた出崎さんや、北爪さんも来てました。

そんな事をふと、思い出しました。

湖川さんも体には気をつけて下さいね。
復活偏第二部を期待して待っています。

石黒さんとのコンビ

お疲れ様です。
石黒さんとのコンビはヤマト、火の鳥は印象があります。
以前中日新聞(地方紙です)にアニメの連載で石黒さんの回があり、ヤマトの事を語っておられましたがそこの部分がとても興味深かったです。

しかし、まだじかにお会いするのは勘弁してください。

Re: 真田信繁(幸村の本名)様

コメントありがとう!

おいおい、あと10年で現役から引きずり降ろすつもりかえ~~~。
10年では、まだ、アニメは変えられ(戻せ)ないぜ~~。
ガンバルしゃ~。

Re: TAMA 様

コメントありがとう!

描く事は、よき事と思っています。
仕事は悩みを誘うものだが、楽しんで描く事は精神的にも良い。

ここ数年TVアニメの創生期から活躍されている
ベテランクリエイターの訃報を聞く機会が
多い気がする。年老いて死んでいく事は
自然の摂理、仕方のない事ではあるが
寂しさは拭えない。
湖川先生は今年お幾つになられたか・・・
多分60歳を少しすぎたくらいかな?
体さえ大丈夫なら後10年くらいは
現役バリバリで活躍できるんじゃ
ないですかね
復活編の第2部もどうやら制作されそうな
感じだしぜひとも第1部に引き続き
作画監督として腕をふるってほしい
と思います


久し振りに

「画」を描いてみようかと。。。

石黒さんとのやりとりを読むにつれ、「画」を描く楽しさというか、心のゆとりも若干できたかなと。

そうそう、先日半年以上振りに「アコギ」を爪弾いてみました。
はじめは流石に指が動きませんでしたが、「この愛を捧げて」を耳コピしたコード進行くらいはなんとか^^;

あと、石黒さんにお会いになるのは「あいや!しばらく!」でお願いします^^ヾ

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